ハンガリー・ワイン

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  春の兆しが日々見えるものの、本格的な春はまだ先というところです。
時々春のような暖かい日がありますので、天気の良い日を選んでショプロンにでかけました。
ショプロンはオーストリアとの国境近くの町で、ジュールからは電車で1時間、西ハンガリー大学の本部があります。
  中世都市ショプロンはオスマン・トルコ軍からの襲撃を免れた数少ない町で、旧市街はゴシック様式やバロック様式の建物が軒をつらねこじんまりした美しい町です。半日もあれば、歩いて十分にまわることができました。
   ショプロンはまた、ワインの産地で国内でも最古の部類に入ります。
私は、ハンガリーに来るまではほとんどハンガリーーワインについて知りませんでした。こちらへきてから、良質のワインが安く手に入ることがわかりすっかりワイン党になりました。毎晩の夕食には欠かせません。
  ご存じの方も多いかと思いますが、有名な産地はショプロンの他に、エゲル、トカイ、ヴィラーニ、セクサールド、エティック、バラトン湖周辺などがあります。ジュールの近くのパンノンハルマでも作っています。中でも、トカイ・アスー(貴腐ワインは)は、有名でフランスのルイ14世をして「王のワインにして、ワインの王」と言わしめたとか。
  また、エゲル・ビカヴェールは「エゲルの雄牛の血」という意味を持つ赤ワイン。16世紀、トルコ軍との戦いにおいて、エゲルの兵士たちは赤ワインを飲んで士気をあげた。それを見たトルコ軍は
「ハンガリー人は雄牛の血を飲んでいる」と恐れおののいたという逸話が由来だそうです。

  トカイ・アスーは、貴腐ブドウの割合が3~6の段階で示されており、数字が多いほど、甘く、値段も高くなります。高級なものは、5000Ft,10000Ftときりがないのですが、手頃なものとして、「3」段階で2000Ftぐらい、「5」段階で2500Ftぐらいのものがあります。(500ml)
  各地のワインを順番に飲みながら、時々貴腐ワインを購入して飲んでいます。

  ということで、すっかりハンガリー・ワインのファンになってしまいました。


 

ハンガリーの物価

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  3月になりました。
  先週まで、雪が時々降っていましたが、天気予報によるとこれからは少しずつ暖かくなるとのこと。春が待ち遠しいのはだれも同じで、大学で同僚と会うと最初はその話題で始まります。

  体調を維持するために、できるだけ外食はせず自炊に努めています。週の7分の5はごはんを炊いて食べています。試行錯誤の末、ほぼ日本で食べるのと似た状態で炊くことができるようになりました。食材の購入は、自分のFlatの近くに小さなスーパーがあるのですが、大学近くのショッピング・モール(ARKAD)内にあるInter Spaという店の方が品数がはるかに多いのでここを利用しています。授業の前後に買い物をして、少し重たいのをがまんしてもって帰ります。ビニール袋はお金を出して買わなければならないので、袋をいつもカバンに入れています。

果物、野菜、肉、酒・・・何をとっても、ハンガリー語はほとんど英語には関係ありません。はじめはどれがどの値段なのかがわかるまで一苦労でした。というのは、ほとんどバラ売りで上のボードに品物名と値段が書いてあるためです。自分で袋に入れて、コーナーにいる店員のところへもっていき、重さをはかり値段シールをつけてもらいます。これを忘れるとレジで受け付けてもらえません。
  ハンガリー語で品物名をいくつかあげてみます。
ジャガイモ=ブルゴニャ    トマト=パラディツォム    にんじん=サルガレーパ
たまねぎ=ハジマ オレンジ=ナーランツ  豚肉=シェルティーシュ
ワイン=ボル  ビール=ショル  という感じです。
  
  値段は パプリカ(1個 90Ft)  ジャガイモ(1個 25Ft)  にんじん(1本 40Ft)
        玉ねぎ(1個 20Ft)  トマト (1個 40Ft)  オレンジ(1個 70Ft)

  という感じです。100Ft(フォリント)=100円で考えると、あまり大差がないようですが、ありがたいことに現在は円高の影響で 100Ftが50円以下になっています。昨年の10月当初は60円位でした。というわけで、すべて半額セールで買っているような気分です。
パンも比較的安く、500グラムの大きいパンが200Ft、クロワッサンが25Ft です。ライスは1キログラム 600Ft ぐらいです。豚肉は1キロ1200Ftぐらいです。

  ワインも1000Ft程度のものを買えばおいしいです。ワインについては次回に書きます。
ともかく、暖かくなるのと、円がこのままの変化しないことを祈りながら毎日生活をしています。

第2ターム開始

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1月第2週目か第2タームが始まりましたが、試験や履修科目登録などがあり授業が始まるのは2月に入ってからです。しかし、市民講座の方はこれとは関係なく、1月中旬から開始しました。

  学生は新しい年を迎え、意気込みも新たに授業に参加しています。使える表現も徐々に増え、今後の予定などを話す時には日本語の入ってくる確率が高くなってきています。また、生徒の一人が、夏に日本を訪問することになったとうれしそうに話してくれました。お互いに慣れてくるにつれて、
時としてハンガリーで教えていることを忘れてしまう気持ちになることもあります。

  市民講座も人数は少し減ってきたものの、参加者はがんばって日本語学習に取り組んでいます。毎回必ず折り紙や書道などを加えながら、楽しい授業を目指しています。学習者の中にはすでに何らかの形で日本語を学習している人もおり、数字などの学習ではすらすらと正確に発音していくことには驚かされます。また、中高校生の参加もあり、興味をもってとりくんでくれていることに時々感動すら覚えます。

  私も生徒と同時進行でハンガリー語を学んでいこうと思っているのですが、時々くじけそうになります。そこでひと工夫をしてみました。日本で購入した、ハンガリー語会話集のカテゴリー別の絵付き単語集のページにひらがなを書きくわえ、授業でハンガリー語と日本語の発音を同時にしていくというものです。発音は生徒にチェックしてもらいます。この方法で少しは記憶に残っていくものと思っております。

  1・2月を通じて、時々雪はチラつくものの比較的よい天気の日が多くありましたので、地球温暖化の影響もありこの状態で春を迎えることができるのかものしれないと思っていたところ、今朝大雪に見舞われました。窓の外を見て出かけるのが億劫になりましたが、生徒の顔を思い浮かべながら雪道をころばないようにだけ注意をしながら大学に向かいました。

 

第一ターム終了

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 12月19日で大学の第一タームが終了し、クリスマス休暇が始まります。しかし、学生たちにとっては、タームの最終週から1月にかけて試験があり、クリスマス気分ばかりを味わってはいられないようです。
 日本語の授業は必修科目ではありませんが、学生は試験があるにも関わらず熱心に参加してくれています。しかし、毎回全員がそろってというわけにはいきませんので、復習に十分な時間をかけ、前回・前々回のことを確認して進まざるをえません。毎回、 教科書の「げんき」をベースに、自作のまとめプリントを用意し、休んでも自分で復習できるようにしています。
 最終週には漢字を教え始めましたので、書道をやりながら字のイメージをもたせるようにしました。
日本から小さな硯と墨を持参しましたので、墨汁ではなく最初の墨をするところから体験させました。筆は10本ほど持参しましたが、硯などももう少し用意できればとも思いました。
学生は習った漢字から好きなものを選び、楽しみながら自分の作品を仕上げました。
 また、12月から大学主催の市民講座も担当することになりました。現在20人ほどが参加していますが、年齢は11歳から60代ぐらいまでと多岐にわたり、それぞれの思いで熱心に日本語学習に取り組んでいます。しかし、参加者一人一人の関心が異なるため、どのように進めていくのがよいかを常に模索しているところです。ハンガリーの一地方都市においても、様々な人が日本語や日本文化に興味・関心をもってくれていることは、本当にうれしいことです。

 12月に入ってジュールの町はクリスマスムード一色となりました。市庁舎前の広場にはクリスマスマーケットが開かれ、多くの人でにぎわっています。メインストリートのイルミネーションもとてもきれいです。4時ごろには日が暮れてしまいますが、その後も人々は買い物を楽しんでいます。冷えた体は、ホットワインで温めているようです。私も同僚とともに、お気に入りのピザとビール・ワイン・パーリンカ(40度?50度)を楽しんでいます。
  
 
 


 

校外実習

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    ハンガリー生活も2か月を過ぎました。
  少しずつ仲間の輪が広がり、ジュールから車で40分ほどのところにある世界遺産の
  パンノンハルマまでドライブに連れていってもらったり、ワインテースティングに行ったり
  しながら週末を楽しんでいます。

   現在所属している大学の学部にツーリズムとティーチャートレーニング(英語・ドイツ語)
  があります。
   ツーリズムの英語の授業の中に、ジュールの町の中を回り、いくつかのポイントを決めて
  英語で一人ずつがガイドをするという校外実習がありました。担当の先生からの誘いがあり、
  町の見学も兼ねて参加させてもらいました。少し寒い日でしたが、学生は熱心に解説をして   いました。学生の説明のおかげで、日頃なんとなく見ていた建物の由来を改めて知ることがで  きました。

   昨日は、大学主催のオーストリア・ウィーンのインターナショナルスクールの見学に参加させ  てもらいました。英語とドイツ語を学んでいる学生30人ほどと、10人の先生方が参加しまし    た。バス1台を貸し切り、ウィーンへとでかけました。
  午前中、学校内の施設を見学したり、様々な教科の授業を見せてもらいました。
  校内施設のガイド役は生徒です。英語組とドイツ語組の2つに分かれ学校内を見て回りまし   た。子どもたちは、もちろんドイツ語を話しますが、その他の言語も選択で学んでいました。
  中にはトルコ語の授業もありました。
  英語の授業では、「赤ずきんちゃん」の劇を披露してくれました。
  なかなかのパフォーマンスでした。
  午後はウィーン市庁舎前のクリスマスマーケットに行きました。
  たっぷりとウィーンのクリスマス風景を楽しんで、ジュールへと戻りました。
  

ハンガリー語と日本語

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jyul04.jpg日本語指導を始めて2か月近くたちました。
現在も15名の生徒ががんばり続けています。
私もハンガリー語の学習を生徒の日本語学習と同時進行しながら続けていこうと思っていますが、なかなか思うようにはいきません。
ハンガリー語は他の言語との関連性が少ないのです。
(このことは、ハンガリー人にとっての日本語と同じなのですが)
ハンガリー語はアジア系の言語ということで大変興味深いものがあります。
名前は姓名の順で書きます。
また語順についても似たところがあります。
例えば、「私は学生です。」というのは、
「エン( わたしは ) ディアク (学生) ヴァジョク (です)」といいます。
生徒は、同じルーツがありそうだということで、親近感をもってくれています。
先日の「これ、それ、あれ」の授業では、意外と理解が早かったのに驚きました。
これも何か関連性があるかもしれませんので、課題として追究したいと思っています。

jyul05.jpg「ハンガリーは意外と暖かい」などと書きましたが、先週は雪に見舞われました。
早速冬支度です。
気候について、あまり甘くみてはいけないと思っています。
しかし、CNNの大陸の天気予報では、モスクワやワルシャワなどと比べると少しは暖かいようです。
寒さに負けずにがんばっていきたいと思っています。


jyul06.jpg

意外と暖かいハンガリー

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jyul01.jpg10月末から1週間、大学は秋休みです。

jyul02.jpg11月になると寒くなると聞いていましたが、今のところ日本の秋を思わせるような気持ちの良い日が続いています。
気候の良いうちに旅行をするのが得策とのアドバイスもあり、あちこち動き回りました。
ブダペストへは、インターシティを使うと1時間半ほどで行けますので2往復しました。
車窓からの風景は平原が続くのですが、やはりブダペストの夜景は魅力的でした。

jyul03.jpgそして西に隣接するオーストリアをどんどん西へと足を延ばしました。
サウンド・オブ・ミュージックやモーツアルトで有名なザルツブルグ、冬季オリンピックが開かれたインスブルックに宿泊しましたが、やはり山に囲まれて町にいると落ち着いた気持ちになります。インスブルックは、秋の後半ということで少しは肌寒さを感じましたが、チロル地方の雰囲気を十分に味わうことができました。

帰りの電車の中では、隣に居合わせた人と話がはずみ、旅の疲れを感じる間もありませんした。
このエネルギーで、11月からの授業にがんばっています。

創立230周年

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 日本語の授業を開始して2週間。学生たちも熱心に取り組んでいます。カードを作って一生懸命平仮名を覚えている学生、覚えたての挨拶を積極的に使う学生など、様々です。この気持ちを最後まで持続させたいと思い、教材をあれこれ工夫している毎日です。

 10月20?22日は、大学の創立230周年記念式典が行われました、現在大学の本部はショプロンにあるのですが、最初に創られてのはここジュールということです。

 230年前というと、何とオーストリア・ハプスブルグ家の女帝、マリア・テレジアの時代に遡ります。(この時代はハンガリーはオーストリアの支配下にあった)

 新参者ですが、図々しく式典に参加させてもらいました。しかし、式典ではハンガリー語の祝辞が延々2時間半続き、雰囲気だけは十分すぎるくらい感じ取ることができました。午後には、コンサートがありましたが、始まるまでにまた長々とハンガリー語のスピーチがありました。

 終わった後は、ドイツ人の先生と、ビールを飲みながら、長いスピーチに耐えたことを称賛し合いました。

 

ハンガリー生活スタート

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 10月からハンガリーのジュールにある西ハンガリー大学で日本語を教えています。ジュールといってもどこ?という感じかもしれません。簡単に言うと、ブタペストとオーストリアのウィーンのちょうど中間に位置するといえばわかりやすいかもしれません。この大学のメインのキャンパスはオーストリアとの国境に近いショプロンというところにあります。全部でハンガリー西部の5つの町にキャンパスが置かれています。

  ジュールでは1000人近くの生徒が学んでおり、department の1つに外国語があります。現在メインは英語、ドイツ語でその他ロシア語、フランス語、イタリア語などが教えられています。私のスタッフルームは、その他の外国語ということで、イタリア語とフランス語の先生がいます。いつも国際色豊かにいろいろな言葉がとびかっています。私も、自分のもてる外国語の知識をフル回転させながら、同僚とのコミュニケーションをとるように努めています。いつも忙しい中でも声をかけてくれ、とてもフレンドリーです。

  現在生徒は18名。どのような形であれ、日本語に興味をもってくれることはありがたいことです。せっかく興味をもってくれたのですから、この意欲を少しでも持続させたいと思っています。大学で初めての日本語の授業ということで、まったく日本語関係の教材はありません。すべてをゼロからスタートさせる喜びを感じながら、教えることを楽しんでおります。

  気候も現在は比較的温暖で、とても過ごしやすい日が続いています。街路樹や公園の木々の色も黄色く変わり、落ち葉を踏みしめながら大学へ通っています。11月には寒くなるということですが、今のうちが各地を見て回るチャンスということで、週末に向けての計画をたてています。